25 帰還
ヒカリを倒してから半月ほどが経ち、城下町も徐々に落ち着きを取り戻し始めていた。
他国の支援やアデリア達の頑張りによって、復興は順調に進んでいる。
それでもあの戦いで、多くの犠牲者が出た。生き残った者達はその悲しみを乗り越えて今日も生きている。
「あ、来た来た。こっちだよー!」
リゼリィと共に待ち合わせ場所の広場へ向かうと、小さな女の子がこちらに向かって手を振っていた。
「お待たせ、アデリア。……後ろにいるのはミルシャか?」
アデリアの小さな背中に縮こまって身を隠しているミルシャが、肩越しにこちらの様子を覗いていた。
「二人とも、もうすぐ日本に帰っちゃうでしょ? その前にミルシャがどうしても二人と話しておきたいんだって。全く、ぎりぎりになるまで会おうとしないんだから!」
ヒカリのマナを奪って送還魔法を発動させる、というのが俺の本来の計画だった。
手段を選んでいる状況ではなくなってしまったので、やむなくヒカリのマナを枯渇させるという作戦を取ってしまった。
そのせいで帰還するのが遅れ、いまだにこの国の世話になっている。だが、ようやく日本へ帰れる目途が立ったのだ。
「ほらミルシャ、いつまで隠れてるの!」
アデリアに背中を押されたミルシャが、ソワソワしながら前に出てくる。
「……アンタ達がアタシを助ける為に、いろいろ動いてくれたって聞いたから。アタシのせいで、ごめん」
ヒカリに進んで加担していた側近の二人。そしてヒカリに自ら従っていた者達は捕らえられ、処刑される事になった。ミルシャも理由があるとはいえ、ヒカリに従っていた事に変わりはない。
だがヒカリに決定打を与えたのもミルシャであり、その目撃者も多い。功績としては十分だろう。
しかし種族的にも風当たりが強い彼女を英雄扱いする訳にもいかず、権力者やヒカリに殺された者達の遺族の中には、ここぞとばかりに始末しろと言う者もいた。アデリアはそれを止めようとしていたが、女王となって間もない彼女ではどうする事も出来なかった。
だから俺は、報酬としてミルシャの身柄を引き渡すように要求した。
ヒカリが散財していたせいで国にも余裕がないのだろう。俺に多額の報酬を支払うくらいならと、彼女の身の安全は保障される事になったのだ。
その代わり功績は全てなかった事になったが、無理矢理従わされてたという点も考慮され、ミルシャの罪は不問とされた。そもそも俺達は正式に雇われていたという訳でもないので、揉めるような事態にならなかっただけましと言えるだろう。
「気にすんなって。元からこうするつもりだったし」
「アンタ達ってホントバカ。命を懸けて戦ったのに、得どころか損してるじゃない」
「借り作ったまま帰るのは嫌なだけだ。これできっちり返したからな」
「……ありがと」
そう小さく呟いて、ぷいっと赤らめた顔を背ける。今まで冷たい態度を取られていただけに、なんか感動だ。
「ミルシャはこれからどうするか決めてるの?」
リゼリィが心配そうな顔を浮かべながらミルシャに問う。
ヒカリに命令されていただけとはいえ、この子を恨む者は多くいる。ミルシャの今までの境遇を知る俺達は複雑な気分だが、被害者達にとってもそう簡単に割り切れるものではないのだろう。
今の状況で、ミルシャがこの国で生きていくのはとても厳しいものがある。だがミルシャは、やらなければならない事があるという。
「家族と仲間を探しに行く。きっとどこかで生きてるはずだから」
「そう……。手伝わなくて大丈夫?」
「うん、もう十分助けて貰ったから。リゼリィ、ありがとう!」
涙目になりながら抱きついてきたミルシャの頭を、リゼリィが優しく撫でる。……あれ、俺には?
「本当にごめんねユウセイ。私にもっと力があれば、ちゃんとした報酬も出せたはずなのに」
「仕方ないさ。これだけ荒れてたら自国の力だけで立て直すのにも限界がある。俺はそういうのに詳しくないけど、支援を条件にその国の属国になるっていう判断は間違ってないんじゃないか?」
「でも……」
「それに経験とか知識とか、物じゃなくても得られるものは一杯あったしな。それに……このお守りも」
俺はポケットから透明な宝石がついたペンダントを取り出し、アデリアに差し出した。
「これってこの国の秘宝なんだろ? 後から聞いて驚いたよ」
このペンダントからマナを引き出せたおかげで、なんとか途中でガス決にならずに済んだ。さすが秘宝と呼ばれるだけの力はある。
だがアデリアはそれを受取ろうとせず、そのまま俺の手をそっと握らせた。
「これはユウセイが持ってて。その石はマナを溜め込む性質があるから、これからもきっと二人の力になってくれると思う」
「そっか。なら貰っておこうかな。ありがとう」
「どういたしまして! ……それから予定通り、式典を開いても大丈夫?」
周りを警戒しながら、アデリアが小さな声で言った。
「ああ。無理を言って悪いけど頼むよ」
「ううん。これが女王として出来る、私の最後の仕事だから。二人共、頑張ってね」
俺が頷くと、アデリアはミルシャの手を引いて歩いていく。仲睦まじいその姿は、なんだか姉妹のようで微笑ましい。
ミルシャはしばらくの間、アデリアの護衛として雇われたらしい。家族を失ったアデリアが気掛かりであったが、今はお互いが心の支えとなっているようだ。
「私達も移動しましょう。あいつらが近づいてきたわ」
「もう来たか。気付かれない内にさっさと退散しよう」
ヒカリを倒してからというもの、教会の連中に尾行される事が多くなってきた。どうも俺の動きを監視しているらしい。
面倒な相手だ。ある意味ヒカリよりも厄介かもしれない。
それでもまだ、この世界でやる事が残っている。それを片づけるまでは日本に帰るつもりはなかった。
数日が経ち、式典に招かれた俺とリゼリィは城を訪れた。今日をもってこの国は正式に他国の支配下に置かれる事となる。
式典はつつがなく終了し、その後の晩餐会には多くの人が集まっていた。想像以上に規模が大きく、出されている食事も豪勢なものばかりだ。
どうやら俺はヒカリを倒した一人として無駄に有名になってしまったらしく、お偉いさん達に話をせがまれたり、兵士にならないかと勧誘を受けたりした。
一人ひとり丁寧に対応していたら、解放された時には晩餐会も終わりに近づこうとしている。
……まずいな。これではせっかくのチャンスをフイにしてしまう。
目的の人物が見つけれらずに焦っていると、リゼリィがちょいちょいと袖を引っ張ってきた。
「見つけたわ。あそこよ」
リゼリィの視線の先には、神官達の一団がいた。その中心にいるのは、間違いなくシスティエだ。
これでようやくシスティエと会話できるかもしれない。アデリアに無理を言って、教会の連中を招待してもらった甲斐があった。
教会を訪れても門前払いされ、話す機会が得られなかったのだ。どうやら外部との接触を出来るだけ避けさせようとしているらしい。
これだけ大きな催し物なら聖女であるシスティエを招いても違和感がないし、他に影響力がある人物も沢山いる。教会側も無視はしないと踏んでいたが、なんとか上手くいったか。
「貴様、それ以上近づくな!」
俺が近づくと、システィエを取り囲むように立っている武装した神官達が警戒心をあらわにする。
「ちょっとくらい話をさせてくれたっていいだろ。元の世界に帰る前に挨拶しておきたいんだよ」
「駄目だ。許可の無い者を聖女様に近づけさせる訳にはいかん!」
俺はともかく、アデリアやアーネストでさえその許可が取れないからこんな回りくどい事するはめになってるんだろうが! と言い返したいところだが、今揉めるのはまずい。さて、どうするか……。
「構いませんよ。お通ししてあげなさい」
そう言った男の顔には見覚えがあった。教会を初めて訪れた時に話しかけてきた、神父風の男だ。
「いいのか?」
「ええ、これが気掛かりとなって聖女様の役目に支障が出るといけませんから。ただしその位置から、我々の監視付きという条件で宜しいのでしたら。挨拶だけなら問題ありませんよねぇ?」
「……ああ、それでいいよ」
出来れば二人きりで会話したかったのだが、ここは条件を呑むしかない。
取り巻きに付き添われながら、システィエがおずおずと前に出てきた。
「ユウセイさん……。本来ならこちらから挨拶に伺うべきだったのですが、なかなかその機会がありませんでした。結局私はなにも出来ずに、お世話になりっぱなしで……本当にごめんなさい」
以前の明るかった表情も今は見る影もなく、システィエは身体を震わせながら頭を下げる。
「気にしないでくれ。五日後くらいにはなんとか元の世界に帰る準備が終わりそうでさ、その前にどうしても一言話しておきたかったんだ」
「……そう、ですか。お二人のお陰で私達は救われました。本当にありがとうございます」
「一時はどうなる事かと思ったけどな。でも他の皆は既に自分のやるべき事を見つけてる。もう心配はいらないから、システィエも自分の事だけ考えればいいってさ」
「はい。教会に戻ってから、私の力を必要としてくれる方がたくさんいる事に気付きました。ですから、今はとても充実していますよ」
そう言ってシスティエは微笑んだ。その貼り付けたような笑顔は以前にも見た事がある。
「相変わらず下手くそな作り笑いだな。……あの時も何か迷ってたけど、もう答えは出たのか?」
「え?」
システィエは虚をつかれたように驚きながら考え込みはじめた。これで伝わらなかったらお手上げだ。
システィエはしばらく悩んだのち、言葉を選ぶようにしてゆっくりと口を開く。
「……はい。私もユウセイさん達と同じ様に、頑張って行きたいと思っています」「そうか。なら俺達も本気で頑張らなきゃいけないな。今度会う時にはおみやげを持ってくるから、期待して待っててくれよ」
「はい、待ってます。ユウセイさんは冗談を言いませんもんね!」
どうやらシスティエは意図を読み取ってくれたようだ。周りの連中が気付いていない事を願おう。
「もう十分でしょう。お下がりください」
「あ、もうちょっとくらい許してくれよ。いいだろ? な?」
一応食い下がってみるものの、伝えたかった事はもう伝えた。後は頑張るだけだ。
人の壁に阻まれ、システィエから引き離されてしまった俺はアーネストの元へ向かう。
「連中に動きがないところを見るに、上手くいったようだな」
「多分な。それより俺達が帰った後、本当に大丈夫なのか?」
「ああ。君は我々と正式に契約を交わしていた訳ではないし、どれだけ問題を起こそうと責任を追及されることはないさ。うるさく問い詰められはするだろうがな」
「悪いな、無理を言って」
「それはこちらの台詞だ。最後まで君達の世話になって心苦しいが……宜しく頼む」
アーネストが差し出した手を、俺はしっかりと握った。
「アデリアから聞いたよ。あんたも異世界人だったんだな」
「……ああ。だが私が元々いた世界と君達の世界とはどうやら違うようだし、召喚されたのも幼い頃の話だ。かえって混乱させてしまうかと思ってな」
アーネストは表情を変えずに、淡々とした様子で語り始めた。
「明確な目的を持って召喚された君達と違って、私は召喚魔法の練習台として呼び出されただけだ。当初はともかく、今更その事について恨みはなかったのだが……王女様は私との約束を破った」
「約束?」
「ああ。これ以上私のような者を出さない為にも、二度と召喚魔法を使わないでほしい。それが私と王女様が交わした約束だった。結果は無駄だったが」
「……まさか俺達と最初に出会った時、王女の安否を確認せずに脱出したのはそのせいか?」
あの時は俺達も焦っていたので深く考える余裕はなかった。だがよくよく考えれば、地下牢でアーネストが取った行動は少々不自然なものがある。
「自分でも醜いと思ったさ。だが、一度ならず二度までも約束を破った王女様の事を、どうしても許す気にはなれなかった」
アーネストは否定もせず、硬い表情のまま頷いた。
国を守る騎士としての立場で考えれば、初対面時の俺達は完全に不審者でしかなかったはずだ。そんな奴等の言う事を鵜呑みにして、王女の生死すら確認せずに脱出を優先したというのがずっと引っかかっていた。
だが俺には、アーネストの気持ちは十分すぎるほど理解できてしまう。結局召喚なんてものは、使用者にとって都合のいい魔法にすぎない。だから召喚魔法もそれを容認する奴等も、俺は大っ嫌いだ。
「勿論私を育ててくれた王様と女王様に感謝はしている。この世界の生活も気に入っているし、アデリア様には何の恨みもないどころか、感服するばかりだ」
「……これからどうするか決めてるのか? もし行く当てがないなら——」
アーネストは俺の言葉を遮る様に首を横へ振った。
「経緯はどうあれ、この国には多大な恩を受けた。それに報いる為にも、これからはアデリア様を見守っていくつもりだ」
「そっか。悪かったな、変な事聞いて」
「構わないさ。……では、そろそろ始めるか?」
「ああ。元気でな」
別れの挨拶を済ませ、俺は合図を出す。会場の照明が瞬く間に消されていき、一気に真っ暗闇になった。
「な、なんだ⁉ まさか襲撃か⁉」
その一言が会場を一気に混乱の渦に陥れた。
大声で兵士達を呼ぶ声や騒ぎ立てる者がいる中で、冷静に魔法で明かりをつけて照明を戻そうとする者もいる。そういった人達に紛れ、小さな明かりを頼りにそっと会場を後にした。
廊下を走り抜け、外を目指す。見張りの兵士達はもう一人の協力者が眠らせてくれている。
「よおシスティエ。元気だったか?」
「ユ、ユウセイさん? いくらなんでも再会が早すぎませんか⁉ 私はてっきり……」
不機嫌そうな黒犬の背に跨りながら、システィエが困惑している。
「悪い、実はすぐにでも帰れる準備は出来てたんだ。俺達は今から元の世界へ戻るつもりだけど、前にも説明した通りもう二度とこの世界へは帰ってこれないと思う。だから、引き返すなら今の内だけだ」
「……本当に私がついていってもいいんですか? 迷惑じゃありませんか?」
「心配ないわ、私も似たようなものだったもの。ほら、泣いてないで逃げるわよ!」
リゼリィに先導させ、俺は背後を警戒する。後ろからは教会の追手が迫ってきていた。あの数をまともに相手にするのは無理だ。
「ほらほら早く。こっちだよ」
ローブで顔を隠したウェインが手招きしている部屋へ逃げ込むと、すぐに短距離転移が発動した。一枚壁を隔てた外に出た後、すぐに出口側の魔法陣を消す。
「よし、これで時間は稼げたな」
しかしこの魔法、色々と応用が利きそうで便利だ。術式も教えてもらったことだし、今度練習しておこう。
「魔力の流れは追われてるはずだから、のんびりしている暇はないけどね。それじゃあ行こうか」
「……え? あんたも来るの? 契約はここまでだったはずだよな」
「結構君たちの事は気に入ってるんだ。護衛も出来るし、見送りくらいさせてくれよ」
「それは助かるけど……なーんか裏がありそうなんだよなぁ」
そもそも手助けをすると言い出したのはウェインの方だ。この人は悪人というより、愉快犯と言った方が近いだろうか。
利益を度外視し、快楽を優先する。こういう何をしでかすか分からない奴は危険だ。
だからここで断れば平気で俺達を教会に売りかねない。それならついてきてもらって監視しておいた方がまだマシか。
というか、考えてる間に既に三人と一匹は既に走り出していた。おい、置いていくな。
街の近くの森に仕掛けておいた送還の魔法陣は無事に残っていた。
魔法陣は事前に魔法を仕掛けておく事が出来るという、大きなメリットがある。その分時間が経てば魔法陣に込めた魔力は徐々に霧散していくし、少し手を加えられるだけで簡単に効力を失うという欠点があるため、考えなしに仕掛けても意味がない。
さすがにこれだけの規模の魔法陣を目立つ場所に仕掛ける訳にもいかず、ここまで移動する事を余儀なくされた。
「ところでどうやって必要な魔力を確保したんだい? これだけ集めるのは大変だっただろうに」
ウェインが不思議そうに聞いてきたが、実はそれほど苦労はしていない。
「ああ、それはヒカリのおかげだよ」
「勇者君の?」
「あいつ、城の地下室で召喚魔法の研究をしてたんだ。魔術師達を集めて召喚用の魔法陣に魔力を集めてたらしくってさ、それを奪ってきた」
「召喚かぁ。勇者君は誰を呼び出すつもりだったのかな?」
「……胸糞悪くなるから聞かない方がいいと思うぞ」
「ふぅん、ならいいや。そんなに興味がある訳でもないし」
その研究に参加した魔術師によると、どうやら自分の気に入らない家族や知人を召喚し復讐する、などと漏らしていた事があったらしい。第一王女に執着していたのも、彼女が召喚魔法の使い手だったからだ。
第一王女が好意を寄せていたというアーネストを甚振って命令を聞かせようとしたが、彼女はそれを拒否した。というのが俺が呼び出される直前に起こっていた出来事らしい。
「それにアーネスト達が協力してくれる人達を集めてくれたからな。後は俺とリゼリィの魔力を注ぎ込めば十分足りるはずだ」
「私も協力します!」
「よし、じゃあシスティエも魔法陣に魔力を注ぎ込んでくれ」
送還魔法を使用する時は、帰りたい場所のイメージを明確に持つことが大切だ。それが乱れてしまうと予想外の場所へ飛ばされるのはまだマシな方で、最悪の場合は次元の狭間を永遠に彷徨うなんてハメになるかもしれない。
「待って悠誠! 何か気配を感じるわ」
リゼリィの言う通り、松明か何かの光がこちらへ迫ってきているのが分かった。しかも一つや二つではない。
「この場所がばれたのか⁉ いくらなんでも早すぎる……まさか⁉」
「あ、ばれちゃった? ご察しの通り、僕が教えたんだよ」
ウェインは全く悪びれる様子もなく、ケタケタと笑っている。
「やっぱりアンタかっ!」
「いやー、だって異世界なんて面白そうじゃないか。普通に言っても断られると思ってさ」
「ちゃっかり魔法陣の中に入ってんじゃねぇ! さっさと出ろよ!」
「ほらほら、早く発動させないと捕まっちゃうよー?」
俺とウェインが揉めている間にもどんどん敵は近づいてきている。
「ユ、ユウセイさん! 来ました!」
「時間がないわ。私が足止めするから急いで!」
「くそっ! 最後の最後で何なんだよこの敗北感はっ⁉」
集中が乱れそうになりつつもなんとか呼吸を整え、自分達の帰るべき場所を思い浮かべる。
魔法陣が放つ眩い光が俺達を包み込んだ瞬間、意識が段々と薄れていく。もうとっく慣れてしまった、転移時に感じるあの感覚だ。
今回もなんとか生き延びた。そう実感した後、意識が途切れるにはそう時間はかからなかった。
いつも転移は突然に ソロ @solo
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。いつも転移は突然にの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます