これはフィクションなのか? …短いのにそんな目で読めない迫真の作品
- ★★★ Excellent!!!
そう思ってしまうような、胸を打つ独白の文章。
傍若無人に振る舞うかの大国の大統領に向けた作者の怒りなのだろうか、それとも誰から聞いた心の叫びなのか…そんな、このフィクションの「向こう側」にあるものを考えさせられる。
この人はフレデリック・フォーサイスの「ビアフラ物語」のような迫真のドキュメント、文字のひとつひとつにずっしりとした真実の重みのある作品を書くべきかも知れない。
……かも、じゃない。書くべきだと思う。