短い文章、具体的では無い描写、一度も出てこない会話。 主人公の容姿すら一度も触れていないような情報量で、何故ここまで胸に重くのしかかるのか。 大罪を犯してなお、後悔すら出来ない事の辛さが、まるで自分が追体験をしているかのように、伝わって来る。 というかなんだか読んでて悔しい。自分はまだこんな事できっこないと、自分で認めてるんだろうか。
一応人やらしてもらってます。
テレビ東京の「ハードボイルド・グルメリポート」。あのドキュメント番組を思い出した。あれを観ると、「俺は恵まれた人間だ」と思う。何か社会に還元せねば、とも思うが、何の足しにもならぬ自分の才覚の無…続きを読む
ある種の諦観を持って、世界の広さを知った主人公。その世界には、世界が目を向けてこなかった問題が、山積していた。世界が知るべき問題だった。しかし、知らずに過ごしてきた問題でもあった。もしかしたら、意…続きを読む
そう思ってしまうような、胸を打つ独白の文章。傍若無人に振る舞うかの大国の大統領に向けた作者の怒りなのだろうか、それとも誰から聞いた心の叫びなのか…そんな、このフィクションの「向こう側」にあるものを…続きを読む
時代設定、どの国の話か、主人公について・・、まるで語られていないが、だからこそ、想像力がかきたてられる。ペンと剣の話には、「ああ、そうだ・・・。」と画面の前でしんみりと頷いてしまった。
もっと見る