文字に震える

 短い文章、具体的では無い描写、一度も出てこない会話。
 主人公の容姿すら一度も触れていないような情報量で、何故ここまで胸に重くのしかかるのか。
 大罪を犯してなお、後悔すら出来ない事の辛さが、まるで自分が追体験をしているかのように、伝わって来る。
 というかなんだか読んでて悔しい。自分はまだこんな事できっこないと、自分で認めてるんだろうか。

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