この女神、只者なり

 異世界に召喚されたごくごく平凡な主人公は、女神に祀り上げられていた。
 しかし、異世界に転生したからといってチートどころか異能が使えるわけでもなく、本当に「ただの人」のまま。なのに女神としてふるまわねばならない。

 主人公視点の一人称、コメディタッチで進んでいくので読みやすいです。
 働きたくないでござるなぐうたら女神さまと、ドSイケメン神官長のやりとりに頬を緩ませつつ、訪問先の村で起こる事件の謎に引き込まれていきます。
 本編クライマックスでの神官長の言動に、胸を打たれること請け合いです。