爽やかで、軽快で、でも少しほろ苦い、そんな青春

もし自分とは違うもう一人の『自分』が現れたなら。
その『自分』が、自分ではできないと諦めた夢をかなえていたなら。
その時自分は何を思うのだろうか。

そんな重たいテーマを含みつつも、軽快でテンポよく読める作品です。


以前よりも充実し、楽しめるようになった日常。
それでも時々ふと心によぎる寂寥。


きっとそこには、夢を失ったから、得たものがある。