第20話 痛いほど自分がどんな人間か 自分自身が教えてくれた
まだまだだってこれじゃダメだって
言い聞かせていっぱいいっぱいになって
悔しい! 大きな声で叫びたいのに
周りばっかり見て自分を押しこんだ
生きていればいろんなことに躓くって
言うのは簡単で私にだってできるのに
頑張ったはず 疲れ切ったひどい顔で
どうして一人歩く帰り道
一日を振り返って涙するんだろう
誰かの言葉に救われて
だけど、時にその誰かの言葉で苦しくて、、、
生きてれば悲しいことがあったり
口に出せないほどの辛さを感じて
自分がどんなふうに笑ってたか忘れてしまう
そんなこともある
膝を抱えて部屋の隅
動かずどこか遠くを眺めてる
そんな時間も必要だった
そんな時間が必要だった
それが無駄と思ったけれど
いつかそれが大切だったと感じるのならば
そんな時間を進んだことは価値にしかならない
思い、言葉、生き方、
それは誰のもので
それはどこへ向かうものか
誰かによって歩き方が変わり
誰かの言葉に振り回される
自分の居場所か、誰かが作ったものか
人と比べて、劣等感とあきらめが心占めた
もうだめだって言った人
自分なんかって蔑んだ人
消えたいと呟いた人
それをめんどくさいと思っている人
描け、振り返れば
痛いほど自分がどんな人間か
自分自身が教えてくれた
それを、
一体だれが否定できるのだろうか
一体だれが受け入れるのだろうか
わからないから
人は他人を思い、
自分は自分を思い、もがいてるんだ
頑張れって負けるなって
大丈夫一人じゃないよって
そんな言葉を胸に秘めて
誰かがいるからわがままも言える
誰かがいるからまっすぐでいたい
人は誰かがいるから生きていける
そう素直になれば笑えるのかな
詩集 衣紅 @hoyotama
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