生きてるって、やっぱりこういう事なんだな、と、読み終えて感じました。
何かに向かってぶつかっていき、壁がいくつもあって。不甲斐ない自分に落胆して、這い上がって。だからこそ、いいことの起こった時には最高に幸せで…。
人生って、そういうことで構成されているんですよね。日々を必死にもがいている自分を肯定させてくれるストーリーは、読んでいて力をもらえます。
登場人物もみんな魅力的で、ストーリー全体の爽やかさが気持ちいいですね!
男女とかそういう意識を超えた結びつきというような、得難いものを得た二人を、ずっと応援したくなります。
これからの作品も、たくさん楽しませていただきます!
あなたは、声優が好きですか?
もし好きだとしたら、その人のどんなところが好きですか?
顔? 声? 性格? その他色々?
では、質問です。
その人が、声優じゃなかったとしても、果たして好きだと言えますか?
……とまあ、こんな感じみたいな違うみたいな、そんな小説です。いやホントに素晴らしい。
そうだよね、ホント、あの空気感というか、ドキドキ感というか、たまんないよね、うん。女の子とデートをしているときのあの緊張感とか存分に味あわせて頂きました。
内容はギャグ系ラブコメです。考えさせられる要素はありますが、最後まで愚直に明るく突っ走ります。最高です。
本当にネタバレ無しではうまく表現できないのがもどかしい。とりあえず素晴らしい物語をありがとうと言いたい気分です。はい。
欲を言えば、例の「過去」に関する伏線を、ちゃんと丁寧に仕込んでいれば、大傑作となり得ただけに、そこはどうも惜しいです。
声豚(俗称です)の皆さんだけでなく、いわゆるオタクの方々にぜひ読んでほしい小説です。オススメです。