情景描写や登場人物の心理が丁寧に描かれていて大変読みやすい文章です。第三章あたりからストーリーが疾走し、ラストまで一気に面白く読むことができました。内容は俊逸だと思います。第一章は伏線を張るためかやや冗長に感じましたが、そう、これは小さな問題ですね。
暴徒からいきなり少女の死体の描写で始まるこの作品。果たしてこの少女は何者なのか、そしてなぜ彼女は死んでしまったのか。本作はそんな謎を一つの軸にしつつ、4人の人物の人生を描いていく連作短編集だ。主…続きを読む
途中で止められないテンポがいい作品です。ある作家のバージョンかと思ったけど、あたらしいタイプです。あらたな視点を書きつづければ、さらに伸びると思います。子供は白紙は、いいフレーズです。また構成も巧み…続きを読む
たった今、読了。因果なのか、偶然なのか。伏線というべきか、羅列というべきか。調和なのか、でたらめなのか。ただ言えるのはおそろしく熱量を持った物語だったということ。面白かったです。
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