一息で語るならば「異世界ファンタジーSF文芸ミュージカル」

異世界とSFと神話とクトゥルフが混在する世界で魅力的な主人公と可愛いニャンコ(?)が旅をする冒険活劇。
登場する人物は星の数程出てきますがそれぞれ驚くほど個性があり作者の作品への愛を感じます。
特筆すべきは日常部分の黒猫ロロディーヌとの可愛らしい絡みと、ミュージカル調の戦闘シーン。主人公の行動記述を読んでいると頭の中でスーパー歌舞伎の殺陣を彷彿させます。
主人公を取り巻く環境や増えていく仲間、其にともなって増えていく強大な敵勢力、神々、邪神との死闘の果て一体何を手にするのか…
読み進めると驚くのがこの物語独自の固有名詞の多さですかね。いつか辞典として纏めて欲しい。


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