甘々なお菓子とゾクリとする恐怖とのハーモニー

「全ての甘いものは私のもの」というくらい甘いものが大好きな女の子と怖くないヒヨコの幽霊、この相棒のやりとりは面白いしお菓子は甘々なのに、怪談は極上の怖さでしっかりとホラー。よくあるようでいてひねりの利いた怖さに、読み進めるにつれ背筋がぞくりとしてくるはず。感動の完結が嬉しいようでもう会えないのだと思うと寂しくなってきます。