すごく涙しました。さらさらと読む事が出来る中にも情景が浮かぶ文章にグレイト!恋愛小説にあるようなまどろっこしい部分が無かったのが良かったです。最後まで気持ち穏やかに読めた作品でした。
人って優しいなぁ。最後まで読んで思ったのはこのこと。葵を最初に不幸にしたのは人だけど、そこから掬い上げてくれたのは「人」だし。そして今度もまた、周囲の人々が救ってくれたと思うのです。それを優し…続きを読む
一本のまっすぐな道を、ゆっくり、着実に歩んで再生してゆく。そんな優しい物語でした。星作り、という名の付く不思議な骨董品の壺。彼女と星作りは、出会うべくして出会ったのでしょう。彼女の道に、幸…続きを読む
予想通りに、主人公は立ち直って、新しい一歩を踏み出しましたが。その予定調和が、少しも嫌味じゃない。読者のみんなが、自然と主人公を応援してしまう。未来へ進み出した瞬間「よし!いいぞ!」と思わずうなず…続きを読む
恋人との死別を切々と綴った、センチメンタルな短編。不思議な壺「星作り」を譲ってもらった傷心の女性が、亡き恋人への未練を癒し、立ち直るまでの物語。壺に宿った精霊が、人の哀しみを汲み取って花火のよ…続きを読む
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