怪奇色濃厚 異能力者たちの黄昏

各章ごとに話の仕立てを変えており、同じ物語でありながら服を着替えるような都度の新鮮さが好み。
日常に足を置いた異能力ものなのだが、ト書きにあたる情景や心理描写が怪奇色が濃く、読む者に登場人物の心象風景をシンクロさせてくる技巧に秀でている。入り込んでしまいました。