ロートルといくから凡人かと思いきや有能設定。俺tueeeeとまではいきませんが、主人公の活躍に期待できます。
燻ぶる硝煙の匂い。流れる血の鉄臭い薫り。阿鼻叫喚の地獄絵図……戦列歩兵というニッチな世界を体験したい戦争狂(ウォー・ジャンキー)な読者の皆さんに是非ともお勧めしたい小説です。ストーリーはもちろんですが、毎話の最期に挿入されるコメンタリー凄い面白いです。旗代氏の潤沢な知識と斜に構えた物事の見方が、嗤い(※けっして純真無垢な笑いではないよ!)を誘います。戦争狂系幼女が登場するのも非常に(ウォー・ジャンキー的な)レベルが高いです。このまま頑張って最期まで完結していただきたい小説です。
まだ途中だけど、すごくミリタリー作品としての情報量的にも質的にも読み応えがあって楽しい。戦闘描写もセンスある。そうそう、この時代の陸戦ってこんな雰囲気かも、と納得しながら読んだ。確かにマスケット銃っていろいろと取り扱い危ないよね……。ほんと。手慣れた筆致で文明批評的なとこも決まってる上にコメンタリーまである! それがまたいい味になってる。今の所読み得感がすごい。続きさらに読みます。
映画「ラスト・サムライ」の冒頭の方に在ったかと思いますが、戦列歩兵って、一列に並んでお互いにぶっ放しあい、多く撃ち倒れされた方が負けー。マスケット銃の命中精度が悪かったからこその集団決闘、歩兵の命がチップ代りのギャンブル勝負。これでどうやって生き残るのか。ロートルは幼女をどう変えてゆくのか。日本の年金制度はいつ崩壊するのか(ゲフンゲフンまだ、読み始めたばかりですが、期待と共に。