放課後鬼祓い

第0話

キンコーンカーンコーンすっかり耳に馴染んだチャイムが学校中に響く。

放課後が始まる。

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｢ねぇねぇ、杏里ちゃ〜ん♪｣

｢………………………………何ですか？奏先輩｣

｢………………なぁ〜んでこんなのに手こずってんのカナ？｣

｢っつ!!｣

｢あっらぁ〜バレっバレ????｣

私の目の前に居るのは大きなそれは大きな

バケモノだ

｢も〜杏里ちゃ〜ん♪｣

そう言うと先輩はパチンと自分の両手を合わせた。

ずるり

そんな音が似合う様な感じで真っ黒な日本刀が現れる。

「俺に任せて♪」

バケモノが一瞬怯んだ隙に

「じゃあ、鬼さん♪」

刀が一閃した｡

｢…………さようなら〜♪｣

笑顔でバケモノ……鬼を斬ると跡形もなく鬼は消えていった｡