文章、キャラ個性、お話の展開が分かりやすく、作品のボリュームに反してとても読みやすい物語、という印象を受けました。
平穏であるはずの王都ベルイーユを舞台に、騎士団と夢幻の魔女が平和を脅かす事件を解決していくプロットも単純明快でした。一話完結形式のようで、スラスラ読み進めることができました。
エルの格好良さやセルティアの可愛らしさもそうなのですが、脇を固めるキャラ達も個性的で良かったです。とても細かい部分ですが、何かと任せられるジェークが個人的に好きです。「後は任せた!」は信頼されてる証だと思いますけどね。
第三幕からは新たな場所、新キャラも増え。これからの展開に期待が持てます。
突出したものは少ないですが、『穏やかながら緊迫感もあるファンタジー』と問われたら、迷わずこの作品をオススメします。
冒頭からがっつり引き込まれます。
良い物語だこれは。一刻も早くもっとたくさん人に知ってほしくて急いでレビュー投稿ページに飛びました。
まずなんといっても冒頭にて世界観の端的に分かりやすく説明することでぐっと引き込まれます。それからすいすいと水の中を泳ぐ魚のように本編へと自然に挿入していくゆるやかな文章が読者に読み進める手を止めさせません。
登場人物の立ち位置も「ザ・一話」みたいな感じに伝えられているので、「だれこいつ……」と思いながら物語を読み進めさせられることがなく、それでいて怪しい人物は「怪しい人物・正体不明」とされているのでストレスなく物語を楽しむことができます。
世界観としてはハイファンタジーの王道を行っているタイプです。
どうしても異世界転生物以外読みたくないんだ!というファンタジーファン以外の方はぜひ読んでみてください。
オススメです。
オスススススメぐらい、オススメです。