減圧された部屋の扉が細く開いて、隙間に吸い寄せられるように、お話に引き込まれている。たとえば「このキャラをゼッタイ幸せにする~」みたいな書き手の筆圧は全くないか上手に隠してあり、語り手である旅人は、…続きを読む
格調高い幻想系ファンタジーが好きな人にお薦め! 円熟の筆が鮮明に描きだす、色鮮やかで香り豊かな異世界の情景にうっとりできます。そんな華麗な幻視の底に、ありふれた人間のささやかな人生に注がれる確かで温…続きを読む
どこにもない異世界のその情景が、確かに目の前に浮かびました。同じ場所にはとどまらず、つかの間偶然に出会った人の姿と音楽。どこにもないはずなのに、どこかにあると信じたくなる心地よさ。それを体感した旅人…続きを読む
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