魔導英雄譚 破邪戦線

作者 緑川 赤城

62

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★★ Very Good!!

今時珍しいほどのかっちりした、正統派の味わい。設定がきちんと練られていて、読みごたえがあります。

気になったのは、基本の文章作法が守られていないこと。
行頭一字開け、会話文での改行、……。
→三点リーダー単体で無言を示すときなどは、…………。と、四つ分です。

また、ルビがないので、読みにくさも目立ちます。

それから、個人的には、冒頭の引き込みが、もう少しあるといいなと思いました。

冒頭にオリジナリティや意外性があると、さらに没入感が高まるはず。

色々と上から目線で語ってしまいましたが、それだけ期待しています。
正直、これほどしっかりしたハイファンタジーは珍しく、今後が楽しみです!

★★ Very Good!!

ハイファンタジーは既に飽和状態な昨今で、それでもここまでストレートな物語に挑戦した姿勢は見事だと思います。
個々の戦闘だけでなく戦略的な範囲にまで広がる対立関係、練りこまれた各登場人物の描写、そして何より読みやすい文章など、直球であるが故にその魅力も分かりやすく伝わってきました。
これだけのボリュームがある作品でありながら、大きな破綻や矛盾もなく、物語の骨組みが緻密に設計されているのかなとも思いました。
ただ群像劇の弱点として、多角的な視点のために各人物の印象が薄れ、展開などもオリジナリティという部分では他作品との差別化が弱いように感じました。
戦闘シーンなどは目を見張るものがあり、作品の魅力としての『武器』がハッキリしているため、キャラ個性やストーリー展開などの要素も色濃くなれば、更に熱中できる作品になると思いました。

★★ Very Good!!

まるで丹念に織り込まれた布に描かれた物語をいろいろな角度から見ているようでした。複数の視点、主人公の群雄劇なので最初はなかなか入り込めなかったですが、練られた世界観や設定、巧みに描かれた人物描写などで二章が始まる辺りからこの世界に入り込めた感じです。精霊族、土人族、人狼族、人猫族、人獣族、角人族と様々な人種もその特徴を活かしている上に英雄である主人公達が異端者である事がさらに浮き彫りになっています。ですが、複数の視点なので誰の語りなのかわからないまま終わってしまっている部分がありました。
しかし、バトル場面は凄い迫力です。英雄の強さ敵の強さ魔獣の強さが描かれていて圧倒されるバトルでした。

★★ Very Good!!

本格的ファンタジー小説を描き切ってやる!という作者の意気込みが伝わってきます。文章も短くカットしたものをテンポよくぶつけてくるので、長い作品なのに苦労することなく読めますね。大したものです。

ただ、こっちの年齢(笑)もあって、キャラが増えてくると名前が覚えきれなくて区別がつかなくなってしまいます。もっと覚えやすくする工夫をしてくれると有り難いですね。

★★★ Excellent!!!

 すごく綺麗な描写だし、これで作家じゃないと言われたら疑いたくなるぐらいの文章力。そしてなにより読み応えのある人物設定。
 戦闘描写も多かったし、そういう花もある。
 ただ、これは私の感想だけど私の好みの作品ではないが残念ではある。
 きっとこういう作品が好きな人はいっぱいいるとは思うのである。
 本当、純粋な好みの問題なので気にしないでほしいのだけど、笑いがほしかった・・・・・・。