小説家になろうに掲載されていたならば別の評価かもしれません。
誤字脱字、後付け設定、設定のブレなど他のレビュアーさんの言及する通りです。
所謂テンプレート的な、なろう小説ですが、序盤の展開の速さで読む気になりました。しかし、いつのまにか長ったらしい言い回しや勿体ぶった展開に食傷気味になってしまいます。
設定も、例えば、主人公の母国の評価も超大国だったと思いきや、斜陽の傾国だったりで安定しません。ヒロインやハーレム候補も、話の展開がどうしたいのか不明瞭です。
書籍版やコミカライズは要領よくまとめられているかもしれませんが、少なくともカクヨム上では上記の懸念事項が頭を過ぎり、すっきりとした読了感とは無縁の作品です。
残念ながら、プロットがない小説の典型のような作品だと思います。本家なろうで投稿した方が受け入れられると思います。
ランキング作品ということで最新話まで読んでみましたが、少なくともweb版は時間をかけてまで読む作品では無いと、個人的には思いました。序品で満足出来れば、あとは充分だと思います。
コミカライズからこっちにきました。
世界観・設定・キャラクターに引き込まれ、最新まで一気に読ませていただきました。
大変面白いです。
ただ残念な点も多々
誤字脱字はかなり目立ちます、誤字でも単純に作者様が読みは同じでも間違った漢字をあててしまっている覚え違い誤字とかも
作品理解に関しては問題ないレベルではあります
設定のブレがかなりあります
長期連載なら後付け設定とかはしょうがないのですし、ブレも間が空けばわかるんですが
ついさっきと全然違う設定を言っていて舌の根も乾かぬうちに何言ってるんだろうと混乱します
特にダリスの扱いは顕著ですね、弱小だったり強かったり、強者がいないといった直後に守護騎士しゅごいアゲアゲしてたり
守護騎士に関しては女王のそばを離れないので通常戦力に数えにくいとかいいわけも言えますが
あとキャラのブレ
特に顕著なのはアリシアですね、初期とまったくキャラが違う
この辺は書籍でキャラを変えすぎた影響の書き分けができずに書籍に引っ張られてる気がします
WEBで以前にあったやりとりもリセットされてますよね
WEBと書籍で変化をつけるのは他所でもよくありますが、キャラの変更は完全な書き分けは本当に難しいのはわかるのですが
一気読みすると全然違うのがよくわかります
あとは文章力
特に最近の中層入ってからがひどい、以前はちゃんと書けていたのになぜ最近分がまともに書けていないのか
作者様のリアル都合で多忙で書きなぐりとか書籍化作業とか新作初めて集中力が分散されてしまっているとかそんなとこでしょうか
継続更新はありがたいのですが、文章がおざなりになるのならもうちょっとペースを落としてもよろしいのでは?
勢いはあります、落とすようなことをつらつらと書きましたが大変面白いのでこれからも頑張ってください。
書籍も電子版セールでまとめ買いさせていただきましたのでこれから読みます。
ヒロインであるシャーロットがよく出てくる序盤から中盤は彼女の歓心を買うという目的があり、主人公が自分を変える努力をすることで周囲の評価や二人の距離感が変わっていくのがとても楽しいです。
中盤以降はシャーロットの出番が少なくなるに従って物語の引きも弱くなってきて、平和といってもそもそもどこでどういう紛争が起きているのか、どう解決しようとしているか、そういった情勢が読者に見えないこともあり、ちょっと失速気味な印象です。
結局のところ本作の魅力はシャーロットに依存する部分が多く、どうやって周囲を押し切りシャーロットと結ばれるかに関心が向くので、それ以外が余計に感じてしまうのかも知れません。
最近のお話でようやくシャーロットが戻ってきたので本筋のストーリーが進むといいなと思っています。