序盤は良作、後は駄作

小説家になろうに掲載されていたならば別の評価かもしれません。

誤字脱字、後付け設定、設定のブレなど他のレビュアーさんの言及する通りです。
所謂テンプレート的な、なろう小説ですが、序盤の展開の速さで読む気になりました。しかし、いつのまにか長ったらしい言い回しや勿体ぶった展開に食傷気味になってしまいます。
設定も、例えば、主人公の母国の評価も超大国だったと思いきや、斜陽の傾国だったりで安定しません。ヒロインやハーレム候補も、話の展開がどうしたいのか不明瞭です。

書籍版やコミカライズは要領よくまとめられているかもしれませんが、少なくともカクヨム上では上記の懸念事項が頭を過ぎり、すっきりとした読了感とは無縁の作品です。
残念ながら、プロットがない小説の典型のような作品だと思います。本家なろうで投稿した方が受け入れられると思います。

ランキング作品ということで最新話まで読んでみましたが、少なくともweb版は時間をかけてまで読む作品では無いと、個人的には思いました。序品で満足出来れば、あとは充分だと思います。