これは面白い…!透明人間の"ぼく"が滔々と話をするのですが、透明人間の生活が垣間見れてとても楽しいです。設定もしっかり作り込まれています。「古典力学」という新しいジャンルの学問を勉強したくなりました。何が人を人たらしめるのか。不透明人間の端くれとして考えてみたいと思います。哲学、SF好きには是非ご一読いただきたい。
ユーモアあふれる主人公の語り口に引き込まれて一気に読みました。オチも秀逸です。ネタバレになるので詳しくは書けませんが、「読者」に対するメッセージに考えさせられました。