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- ★★★ Excellent!!!秋の景色の隣に、飾らない暮らしの本音がある
季節の美しさを眺めていたら、次の一首では、自分にも覚えのある弱さに出会う。
彼岸花を線香花火として捉える句には、細く広がる花の姿が鮮やかに浮かびます。一方、城跡に咲く同じ花には、過去の戦乱が重なる。目の前の景色から、違う時間へ思いが伸びていくところが印象的でした。
夜更けの甘味を安眠のためと言い訳する可笑しさもあれば、「大丈夫」と言ってほしくて確認を繰り返す切実さもある。心の動きを飾らずに出しているため、短い言葉の中に、自分の日常を見つけられます。
蝶を愛でる人と、野菜を育てる人では、その姿の意味も違う。美しいものを詠みながら、生活する側の事情も忘れない視線が、この作品集の持ち味だと思…続きを読む