概要
死んだのは、誰だったのか
幽霊「X」と生きる、ひとりの画家。
親友の死を境に、Xへの憎しみが始まる。
そして、絵の中に隠された真実。
――亡霊は、誰だったのか。
親友の死を境に、Xへの憎しみが始まる。
そして、絵の中に隠された真実。
――亡霊は、誰だったのか。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!若者の会話をこれほど端的に象徴した文学は無いだろう
若者、すなわち若年層が会話をするとき。近年では共感することや会話に合わせて反応することが若者達には求められているが、この小説でのやり取りは、敢えてそれを否定している。孤立を恐れるあまり、群がるような、薄っぺらい関係性へのアンチテーゼであり、かつ会話のテンポの良さはLINEなどの近年のチャットでのやり取りを彷彿とさせる。
この、かつての人間関係への回帰を醸し出しつつ、どこか色褪せない様な雰囲気がたまらなく良い。
語り口も重松清のようで、どこかライトに思わせておいて、ストーリーは夏目漱石の『こころ』を連想させるギャップがある。
この文才は、確かに近年需要の高まっている_____修辞があまり求めら…続きを読む