概要
少年は見てしまった。王のもう一つの顔を
「王には誰も知らない秘密がある」
内供奉として王に仕えることとなった主人公ツェレヘンストゥーンは、
王宮からの帰り道、奇妙な老人に声をかけられるなりそう告げられる。
「だが、それは決して覗いてはならない……」
「……秘密?」
息つく暇も与えず気味の悪い笑顔を浮かべる老人を前に、そう聞き返すことだけがやっとの少年。
(あの王に秘密が?まさか……)
何者かしれない老人の言葉を忘れようとしても忘れられず、
心の中の疑念が大きくなり離れない。
自分自身が発する警告を無視し、少年はとうとう真実を覗いてしまう。
それは……。
建国より200有余年、文明の爛熟期を迎えつつあるナイザルチョーク王国。
広大な王宮を舞台に繰り広げられる愛憎劇。
王の秘密とは何か?
そして、少年が知ってしまったものとは?
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