概要
婚約破棄を即快諾、辺境で神社を開き氷の辺境伯に溺愛される聖女
「スズラン、貴様との婚約を破棄する!」
王太子のきどった宣言に、落ちこぼれ聖女のわたしは、食い気味に即答した。
「謹んで、お受けいたします」
——え、早くない? とざわめく大広間。けれど、わたしの心のなかは、大祭りだった。(ただ働き、終了ーーー!!)
教会で十年、無給でこき使われた「燭台級」の聖女。わたしの祈りは、光でぱっと治すみんなとは違って、遅い。遅いけれど、二度とぶり返さない。そんな「規格外」の力を、教会は「使えない」と切り捨てた。
追放された先は、触れた相手を凍らせる呪いを持つ辺境伯・ジークヴァルドのもと。氷の領主と恐れられる彼の呪いを、わたしの遅くて確かな祈りで、一年かけて、ゆっくり溶かすことになった。
褒美にもらった裏山で、神社を開業。お守りのお代は、銅貨5
王太子のきどった宣言に、落ちこぼれ聖女のわたしは、食い気味に即答した。
「謹んで、お受けいたします」
——え、早くない? とざわめく大広間。けれど、わたしの心のなかは、大祭りだった。(ただ働き、終了ーーー!!)
教会で十年、無給でこき使われた「燭台級」の聖女。わたしの祈りは、光でぱっと治すみんなとは違って、遅い。遅いけれど、二度とぶり返さない。そんな「規格外」の力を、教会は「使えない」と切り捨てた。
追放された先は、触れた相手を凍らせる呪いを持つ辺境伯・ジークヴァルドのもと。氷の領主と恐れられる彼の呪いを、わたしの遅くて確かな祈りで、一年かけて、ゆっくり溶かすことになった。
褒美にもらった裏山で、神社を開業。お守りのお代は、銅貨5
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