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概要
時代に引き裂かれた恋。女と偽り、想いだけは偽れなかった。
平安末期。平家の嫡男・高良は、笙の音がきっかけで源氏の嫡男・篁と出会う。二人は和歌と笙を通じて心を通わせ、幼い師弟から無二の友へ、そしてやがて互いを唯一とする間柄へと変わっていった。
だが清盛の死により、平家は賊軍とされてしまう。高良は篁から託された子馬とともに、都を落ち延びていく。
六年後、戦場で再会した高良と篁は、再び共に生きることを選ぶ。それは、愛しているからこそ死ねず、男として生きたいと願いながらも許されない――そんな生を背負う選択でもあった。
平家の落人として追われる身の高良は、女の姿を装い、人の世から隠れて暮らす。平家の家人の息子たちを守りながらの逃亡生活。生き別れた弟たちを探す高良の側には、常に篁と、二頭の愛馬、そして和歌と笙が寄り添っていた。
けれど、義経追捕の命が下
だが清盛の死により、平家は賊軍とされてしまう。高良は篁から託された子馬とともに、都を落ち延びていく。
六年後、戦場で再会した高良と篁は、再び共に生きることを選ぶ。それは、愛しているからこそ死ねず、男として生きたいと願いながらも許されない――そんな生を背負う選択でもあった。
平家の落人として追われる身の高良は、女の姿を装い、人の世から隠れて暮らす。平家の家人の息子たちを守りながらの逃亡生活。生き別れた弟たちを探す高良の側には、常に篁と、二頭の愛馬、そして和歌と笙が寄り添っていた。
けれど、義経追捕の命が下
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