概要
酔っぱらったおじさんと少年のてんやわんや紆余曲折ありーの仲間と絆の物語
西の都の下町で、酔っ払って動けなくなったニコル。その傍で立ち尽くす少年は彼の養子であった。道で寝てしまったニコルを何とかしようと少年は養母(ニコルの妻)を連れてくる。彼女は酔いつぶれた夫を背負って、引きずりながら家まで連れて帰ることに。その道中、少年とニコルの妻は、ニコルとの出会いをそれぞれ話し始める。2人とも彼から「一緒に逃げよう」と言われて人生の岐路に立ったのだった。
※昔むかしに書いた未完の長編小説を、ギュッと圧縮させて短編にしました。
※昔むかしに書いた未完の長編小説を、ギュッと圧縮させて短編にしました。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ダメおじだけど、それだけじゃない!温かく愛おしい家族のお話
なんてかわいいダメおじ、ニコル。
一読して、もうこの言葉に尽きます。
どうしようもない中年男。けれど、なぜだか憎めない。
彼の持つ男気と人間味は読めば読むほど味わい深さを増していきます。
そして何より、妻が健気で愛くるしい…!文句を言いながらもふとした瞬間に見せる愛情。ニコル、ウルク、妻の三人それぞれの不器用な愛が重なり合うやり取りにほっこりします。
作者の筆致はいつもやり取りの一つ一つにリアリティがあり、会話の節々から街の匂いや空気感が伝わってきますね。
身を寄せ合って生きていく姿に、読み進めるほどに愛おしさがこみ上げてくる物語です。