概要
剣なし! 魔法なし! 持つのは筆とノミ!
表現の規制に抗い、「異端者」として冷たい牢獄へ落とされた二人の天才(変態)芸術家。
彼らの放つ『絵と彫刻』が、国家最強の軍隊を動かす大騒動を巻き起こす!?
――中世ヨーロッパ。のちに『ルネサンス』と呼ばれる可憐で華やかな芸術の時代……風のお話。
自らの指を噛みちぎり、石壁に血で描いた「最愛の母の姿」が、絶対権力者たちの強欲な思惑を巻き込み、世界の歴史を根底から狂わせていく。
彼らの放つ唯一無二の「芸術」が、国家をも鮮やかにハメ倒す。
本人たちはただの悪ノリ、周囲はガタガタと大パニック!
牙を抜かれた時代に、知らず知らずのうちに中指を立てていく。
ろくでもない天才コンビによる、世界最狂の【勘違いブラックコメディ】が、ここに幕を開ける。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!歴史の真実を問う「ホモサピエンス全史」 極上のエンターテイメント
最初に感じ取ったのは、二人の芸術家が、自分たちのやりたいことを追求する事で、色んな問題が発生する、ユーモラスで、楽しい物語。
伏線の数も沢山あり、それも見事に回収されていて、構成の美しさに圧倒されました。
文章表現も、芸術的で、内容も面白くて、読者を魅了し続ける。
ただ、ここで終わらせないのが作者さんの凄い所!
とてつもなく、奥深い内容が含まれているんです。
まずは、人は見たい物しか見ようとしない習性。それによって引き起こされる弊害。
人は想像によって、歴史も、宗教も、貨幣も、作って来た。そうと言っても過言ではない、根拠を示している。
本来なら、難しい内容。
ところが、作者さんの高…続きを読む - ★★★ Excellent!!!おもしろいです!
自分の読解力と語彙力ではなんて言ったらいいかわからないけど、すごく丁寧に書かれている気がします
読み直してみたら、最初に読んだときよりも気付くことがたくさんあって、より面白く感じられました
はじめはタイトルの変態芸術家という単語に惹かれて読み始めたのですが、このお話に出てくる変態はただの変態ではないです、上質って感じがしました
読んでいると変態の質のレベルが上がった気がしました
奥が深い!
ロッシュとルッカと周りの人々のやりとりも面白いし、これから二人がどんな事件に巻き込まれてどうなっていくのかも楽しみです。
追記
新章最終話まで読んだのですけど、面白かったです。こんな展開になるなんて想…続きを読む - ★★★ Excellent!!!変態芸術家の生態を全力で描いた、直球の芸術コメディ
一章読後の感想です。
作者の「面白い」を真正面から全力でぶつけてくる作品。
ロッシュとルッカという二人の変態芸術家が、芸術に対しては妙に真剣なまま、とんでもない状況を突き進んでいく姿がとにかく面白いです。
展開自体は奇をてらっているわけではないのに、二人の言動や「変態芸術家としての生態」を全力で描いているからこそ、読んでいて素直に笑えて、次は何をやらかすのかとワクワクさせられました。
作者さんが面白いと思っているものを変に捻らず、そのまま全力で描いている。その直球さこそが、この作品の大きな魅力だと思います。
ちなみに、先に読んでいた漫画版の濃い作風も、小説版を読む際には作者さんのイ…続きを読む