概要
ネットの海を徘徊し呪いを吐く老人と、その呪いに傷つく青年。
ベトナム人介護士のミカエル・グエン・ハイ・ダンは、日本の老人ホームで働いている。
利用者から愛され、同僚から信頼される彼だったが、ある日、ネット上で外国人への憎悪をまき散らすオープンチャットを見つけてしまう。
毎日のように繰り返される罵倒。
「ベトカスは死ね」
「外国人は出て行け」
やがてダンは少しずつ追い詰められていく。
一方、その老人・佳代子は、自分が誰かを傷つけているとは思っていない。
孫の未来を守るため。
日本を守るため。
そう信じて、今日もスマホを握りしめる。
そして、ある日届いた一通の封筒が、佳代子の家族の日常を壊し始める。
母親を見ていなかった娘。
諦めていた子供たち。
互いを見失った家族。
ネットの海を漂っていたのは、老人だけではなかった。
利用者から愛され、同僚から信頼される彼だったが、ある日、ネット上で外国人への憎悪をまき散らすオープンチャットを見つけてしまう。
毎日のように繰り返される罵倒。
「ベトカスは死ね」
「外国人は出て行け」
やがてダンは少しずつ追い詰められていく。
一方、その老人・佳代子は、自分が誰かを傷つけているとは思っていない。
孫の未来を守るため。
日本を守るため。
そう信じて、今日もスマホを握りしめる。
そして、ある日届いた一通の封筒が、佳代子の家族の日常を壊し始める。
母親を見ていなかった娘。
諦めていた子供たち。
互いを見失った家族。
ネットの海を漂っていたのは、老人だけではなかった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!面白く恐い社会派ホラー! 話数を切り分けて意味も持たせた工夫が秀逸
とても面白く、物語の作り方に工夫が凝らされており、推敲に推敲を重ねた結晶だとよくわかる作品です。過度な描写がなく脳裏に浮かぶ情景はどちらかといえば淡泊だと思います。スマホのチャットを介したデジタルホラーなこともあり、それが雰囲気にぴったりです。端的で簡潔、明瞭です。個人的にはもう少しホラー部分を強める要素があってもよかったと思いましたが、読みやすさと物語のスピード感との相殺関係となるため読み手のお好みがわかれるところですね。扱っているテーマは身近なものですが、外国人問題、移民問題が背景にある国論を二分しかねないデリケートなもので、その危うさもあってハラハラします。通勤通学電車のなかで、20分…続きを読む