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概要
天災が好きだ。ようやく皆も、私の世界へやって来るから。
誠に申し訳ないが、私は天災が好きで堪らない。
火山噴火、地震、津波、洪水、大雨、竜巻。
それらが訪れると、退屈な日常は崩れ、夢と現の境界が消える。
厚い暗雲。雷轟。人魂。魑魅魍魎。
そして、誰も彼もが否応なく死を意識する「祀り」の世界。
普段は私だけが囚われている世界へ、ようやく皆がやって来る。
私はそれを眺め、嘲笑し、歓迎していた。
――その「祀り」が、本当に私の足元へやって来るまでは。
他人にも自分の世界を味わわせたい。だが、自分だけは祀られたくない。
災害によって露わになる、一人の人間の悪意と矛盾を描く幻想短編。
火山噴火、地震、津波、洪水、大雨、竜巻。
それらが訪れると、退屈な日常は崩れ、夢と現の境界が消える。
厚い暗雲。雷轟。人魂。魑魅魍魎。
そして、誰も彼もが否応なく死を意識する「祀り」の世界。
普段は私だけが囚われている世界へ、ようやく皆がやって来る。
私はそれを眺め、嘲笑し、歓迎していた。
――その「祀り」が、本当に私の足元へやって来るまでは。
他人にも自分の世界を味わわせたい。だが、自分だけは祀られたくない。
災害によって露わになる、一人の人間の悪意と矛盾を描く幻想短編。
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