概要
見えない夜に、その子は耳を澄ませた。
本編未読でも読めます。全三話・完結済み。
北の山あいの村アペリオ。少年レオが魔法学院に入学する、六年前の話。
夕方から急に濃くなった霧の中、森へ遊びに出た子供たち三人が戻ってこない。松明の光は一メートル先までしか届かず、大人たちの捜索は行き詰まる。祖父アルベルトの魔法をもってしても、霧は晴れない。
朝を待つしかないか——誰もがそう思ったとき、七歳のレオが口を開いた。
「あっちに、いるよ」
北の山あいの村アペリオ。少年レオが魔法学院に入学する、六年前の話。
夕方から急に濃くなった霧の中、森へ遊びに出た子供たち三人が戻ってこない。松明の光は一メートル先までしか届かず、大人たちの捜索は行き詰まる。祖父アルベルトの魔法をもってしても、霧は晴れない。
朝を待つしかないか——誰もがそう思ったとき、七歳のレオが口を開いた。
「あっちに、いるよ」
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