概要
奪われた。だから奪う。何もかも。
わたしはある日村で信仰されているナニカの生贄となりすべてを奪われ、殺された。記憶も何もかも失ったわたしは死んだ洞窟で地縛霊として彷徨うことになる。わたしが必死に洞窟から出ようとしても出れない。そんな中で、わたしは一人の少女の死体を発見する。わたしはその少女に惹かれて触ると記憶が流れ込んできた。その死体はわたしだった。そこでことの経緯をわたしは理解した。しかし、すべて知れたわけではない。どうやらわたしの死体に残っているのはナニカが残したどうでもいいような記憶だった。そしてそこには人間への憎悪が含まれていた。記憶を継承した幽霊のわたしは人間への憎悪を宿す。その憎悪は地縛霊から呪いへと転じさせ、そして呪いは洞窟から解き放たれた。憎悪を胸に今日もわたしは人間を殺す。すべて奪われたわたしが、人間からす