概要
暗い牢獄の王宮で私は光を見つけた元王妃マリアが紡ぐ愛と知略の十字軍戦記
ビザンツ帝国からエルサレム王国へ、先王の後妻として嫁いできたマリア。しかし先王は崩御し、残された彼女を待っていたのは、魑魅魍魎が玉座の利権を狙う「暗い牢獄」のような王宮だった。ヨーロッパの闇から富を吸い上げる金の亡者・ウード枢機卿。権力欲に駆られた先王の前妻アニェス。そして外見だけは完璧な「美しき無能」ギルバート。孤独な謀略の渦中、マリアが出会ったのは、身体が徐々に崩壊していく難病を抱えながらも毅然と立つ15歳の少年王ルキウス。そして、ルキウスの手足となって無双する、生え抜きの若き騎士バルトだった。「利用してやる。この二人さえいれば、私はこの王宮で生き残れる!」冷徹な計算から始まった出会い。しかし、戦場では死神のように敵を叩き伏せるくせに、自分の視線ひとつで耳まで真っ赤にして狼狽えるバルトの
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!思い通りには進まない、いびつで愛おしい歩み
拝読させていただきました。
静かな始まりから少しずつ状況がこじれていく過程が、とても生々しくてすっかり読み入ってしまいました。
割り切れない思いやどうしようもない迷いが、飾らない等身大の言葉で綴られていて胸に刺さります。
先の見えない展開の中でもがく彼らの姿が、どこか他人事には思えないような妙な体温を持っていて。
綺麗事だけでは済まない日常を、どうにかして進んでいく姿を最後まで見届けたくなるような作品でした。
よろしければ私の作品の感想もいただけると、今後の執筆の励みになりますので、作品へのご感想やアドバイス、★や♥での応援をいただけるととても嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。