概要
暗い牢獄の王宮で私は光を見つけた元王妃マリアが紡ぐ愛と知略の十字軍戦記
ビザンツ帝国からエルサレム王国へ、先王の後妻として嫁いできたマリア。しかし先王は崩御し、残された彼女を待っていたのは、魑魅魍魎が玉座の利権を狙う「暗い牢獄」のような王宮だった。ヨーロッパの闇から富を吸い上げる金の亡者・ウード枢機卿。権力欲に駆られた先王の前妻アニェス。そして外見だけは完璧な「美しき無能」ギルバート。孤独な謀略の渦中、マリアが出会ったのは、身体が徐々に崩壊していく難病を抱えながらも毅然と立つ15歳の少年王ルキウス。そして、ルキウスの手足となって無双する、生え抜きの若き騎士バルトだった。「利用してやる。この二人さえいれば、私はこの王宮で生き残れる!」冷徹な計算から始まった出会い。しかし、戦場では死神のように敵を叩き伏せるくせに、自分の視線ひとつで耳まで真っ赤にして狼狽えるバルトの
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