概要
西暦245年の長安からローマを目指す。18歳の帰還は、まだ終わらない。
2072年。卒業旅行で訪れた中国・西安の遺跡で、高校を卒業したばかりの柚は一冊の手帳を拾う。
綴られていたのは、遥か昔にタイムスリップした科学者・葵の記録だった。三十年にわたってその時代を彷徨い、家族の元へ帰れないまま、古代の長安で息絶えた最期の言葉が、そこにあった。
手帳に触れた瞬間、柚もまた同じ時代――西暦245年の長安に引き込まれる。手がかりは、葵が信じた神託だけ。「西方の大秦(ローマ)まで行けば、時の門が開く」
護身用のレーザーガンを懐に、柚は西を目指して歩き出す。
酒泉、張掖、敦煌を経て、試練は、タクラマカンの砂漠で待ち受けていた。
屈託のない旅立ちの声は、旅を続けるごとに、静かに姿を変えていく。
少女は、ローマまでたどり着けるのか。
シルクロード横断・タイムトラベル長編
綴られていたのは、遥か昔にタイムスリップした科学者・葵の記録だった。三十年にわたってその時代を彷徨い、家族の元へ帰れないまま、古代の長安で息絶えた最期の言葉が、そこにあった。
手帳に触れた瞬間、柚もまた同じ時代――西暦245年の長安に引き込まれる。手がかりは、葵が信じた神託だけ。「西方の大秦(ローマ)まで行けば、時の門が開く」
護身用のレーザーガンを懐に、柚は西を目指して歩き出す。
酒泉、張掖、敦煌を経て、試練は、タクラマカンの砂漠で待ち受けていた。
屈託のない旅立ちの声は、旅を続けるごとに、静かに姿を変えていく。
少女は、ローマまでたどり着けるのか。
シルクロード横断・タイムトラベル長編
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