概要
彼の藍色の目をみて、彼の愛称を呼びたい・・・焦がれた、その名を
「俺の名を、君は憶えているだろうか」
忘れるはずがない。たとえ呼べなくても。
砦街カザオト――風を司る風使いたちが民を護り暮らす。
次代の疾風城城主を目指す風使い・凜俐(りんり)は、色仕掛けが当たり前の文化のカザオトで、色仕掛けが苦手でもう二度としないと決めている。
王城監督官としてカザオトを訪ねてくる久藍(くらん)の、目が見られない。名を呼べない。
幼い頃共に水族の街で育ち、離れてからはずっと会いたいと焦がれていたが、二年前、凜俐の唯一の色仕掛けのせいで、久藍は凜俐を軽蔑の瞳で見下ろした。
久藍は凜俐の露出に文句を言いながらも、何か理由をつけては凜俐のそばに居続ける。
久藍の来訪と同時に、黒猫がもたらす不穏な「黒い手紙」が凜俐に、使わないでいるもう半分の血と向き合うことを迫る。凜俐
忘れるはずがない。たとえ呼べなくても。
砦街カザオト――風を司る風使いたちが民を護り暮らす。
次代の疾風城城主を目指す風使い・凜俐(りんり)は、色仕掛けが当たり前の文化のカザオトで、色仕掛けが苦手でもう二度としないと決めている。
王城監督官としてカザオトを訪ねてくる久藍(くらん)の、目が見られない。名を呼べない。
幼い頃共に水族の街で育ち、離れてからはずっと会いたいと焦がれていたが、二年前、凜俐の唯一の色仕掛けのせいで、久藍は凜俐を軽蔑の瞳で見下ろした。
久藍は凜俐の露出に文句を言いながらも、何か理由をつけては凜俐のそばに居続ける。
久藍の来訪と同時に、黒猫がもたらす不穏な「黒い手紙」が凜俐に、使わないでいるもう半分の血と向き合うことを迫る。凜俐
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!守りたい場所がある――少女が“もう一つの血”と向き合う風の群像劇
砦街カザオトは、風を司る風使いたちが民を護る専守防衛の街。
次代の疾風城城主を目指す凛俐(りんり)は、現城主の背中を追い、仕事と鍛錬に励む真っ直ぐな少女。
しかし、王城監督官・久藍(くらん)の来訪が、彼女の心を大きく揺らす。
二年前の出来事以来、久藍の目を見ることも名を呼ぶこともできない――
この“名を呼べない”という繊細なトラウマが、物語に静かな痛みを落とす。
そんな中、カザオトに届く怪しい手紙。
専守防衛の国に忍び寄る魔の手。
半人前の風使いである凛俐は、街を護るため、そして自分自身を取り戻すために、抑えてきた『もう一つの血の力』と向き合うことになる。
五花共和国には、水使い・焔使い…続きを読む