概要
「わたしは赤いさかなになりたい。」彼女は言った。
「わたしは赤いさかなになりたい。」
彼女の1LDKには、部屋には少し大きすぎる水槽がある。
水槽に映った横顔を見ながら、彼女は今日も、自分の顔で変えたい場所を指さした。
僕はそのたびに「そんなことない」「きれいだよ」と答えてきた。
それが愛情で、正しい答えだと思っていた。
けれど、彼女が赤いさかなになりたい理由を聞いたとき、僕は初めて、自分の肯定が、彼女の感じてきたことまで否定していたのかもしれないと気づく。
自分の顔を少し変えたい彼女と、今のままの彼女を好きな僕。
水槽の前で交わされる、見つけてもらうことと、愛することについての短編です。
――――――――――
本作は、佐々木キャロットさん主催の自主企画
「冒頭指定『わたしは赤いさかなになりたい。』(~8/7まで)」
彼女の1LDKには、部屋には少し大きすぎる水槽がある。
水槽に映った横顔を見ながら、彼女は今日も、自分の顔で変えたい場所を指さした。
僕はそのたびに「そんなことない」「きれいだよ」と答えてきた。
それが愛情で、正しい答えだと思っていた。
けれど、彼女が赤いさかなになりたい理由を聞いたとき、僕は初めて、自分の肯定が、彼女の感じてきたことまで否定していたのかもしれないと気づく。
自分の顔を少し変えたい彼女と、今のままの彼女を好きな僕。
水槽の前で交わされる、見つけてもらうことと、愛することについての短編です。
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本作は、佐々木キャロットさん主催の自主企画
「冒頭指定『わたしは赤いさかなになりたい。』(~8/7まで)」
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