本作の主人公の浪人は、物語を動かすが結末には介入しない。助太刀はする。道も示す。だが救いは与えない。浪人の剣は鋭いが、最も冷たいのは彼の言葉である。選んだのは誰か、失ったのは何か。それぞれの立場が一貫していて、感傷に流されない。その結果、結末は残酷だが妙に納得してしまう。時代に生きるとは何かを突きつけてくる作品です。【レビューコンテスト応募】
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一銭も持たない凄腕の浪人、凄みのある料理屋の女将、そして世間知らずながらも必死な若侍と娘。それぞれのキャラクターの「目線」や「佇まい」だけで状況を語る筆致が非常に見事です。ただの勧善懲悪ではなく、現実の厳しさを突きつけながらも、粋な優しさが通い合う人間模様に一気に引き込まれます。
バトルシーンがとても良かったです。あと沖野さんとおみつさんのキャラも良くて。でも最後の方が気になる終わり方だったので、続きがあればいいのに。と想いました。
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