概要
好きだから、消せない。消したから、終われない。
大学生活から就活までがアプリで採点される時代。旧メディア室「404号室」に集まった五人の学生は、他人の黒歴史や痕跡を消す“デジタル後始末”を請け負ううちに、失踪した後輩が残した予約投稿に追い詰められる。恋、嫉妬、貧困、クィアな沈黙、家庭の負債、推薦社会の残酷さ――互いの消したい過去と消せない本音を掘り返されながら、彼らは「好きな人をブロックできない理由」が、未練ではなく、他者が自分を共同制作してしまう現実そのものだと知っていく。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?