引っ越し先でコップの水だけが傾いている。他は何も傾いていないのに、液体物だけが傾いている。不気味ですね。いったい何が液体を傾かせているのか。水の傾きが少しずつ変わる描写、ペタペタと濡れた足で歩く音の描写。じわじわと怖いものが近寄っているように感じさせる描写が恐怖感を掻き立てます。未読の方はぜひ、このじわじわと迫る……いや、ペタペタと近寄ってくる恐怖を味わってみてください。夏に読むにぴったりの短編です。お勧めです。
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