概要
知らなきゃよかった。それでも、知る。
【ある伝記の一節】
昼と夜が重なった日、突如「大樹」は現れた。
世界は揺れ、海に飲み込まれ、大陸は一つに繋がった。人類の半数が犠牲となった。
その後も大樹は地球に根を這わせ、あらゆる資源を吸収し成長し続けた。
それから100年。
人類が立ち上がろうとしたその時、再び白い悪魔が舞い降りた。
人類は度重なる「厄災日」に苦しめられた。
―知らなきゃよかった
かりそめの世界「大樹」の住人・太陽は知ってしまう。
俺の世界は嘘だらけだった。
信じていた神は悪魔だった。
―世界を変えるには、知らなきゃダメなんだ。
太陽は、亡き父の言葉を頼りに、妹の小春の笑顔を取り戻すため村の禁忌・「お白様」の正体に触れようとする。その先に待っていたのは、世界の運命を揺るがす真実と、太陽に託された力だった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!導入は王道だが、作りこみが丁寧な作品です。
企画のご縁で読ませていただきました。
世界観に惹かれて読み始めましたが、気づけば一気に4話まで読んでいました。
壮大な設定から始まる作品ですが、物語の中心にあるのは兄妹の絆や家族への想い。その温かさが丁寧に描かれているからこそ、不穏な空気との対比がとても印象的です。
先の読めない展開や散りばめられた謎も魅力で、「この世界は一体どうなっているんだろう?」と、ページをめくる手が止まりませんでした。世界観だけでなく、テンポ良く物語が動いていくので、とても読みやすい作品だと思います。
また、主人公がただ流されるだけではなく、自分なりの想いを胸に行動していく姿にも好感が持てました。応援したくな…続きを読む - ★★★ Excellent!!!意欲的なストーリー。和風民俗学的な世界と西欧的世界観との交差
初めて「漫画原作コンテスト」応募作へのレビューを書かせていただきます。
皆さま意欲的に取り組んでいらっしゃいますが、脚本形式、1話1回分、1話や全体の文字数を考えますととても高度なテクニックを要求される大変なコンテストのように思います。
こちらは上記のお約束をしっかり守った脚本型式で、しかも一度滅びた世界の中で、日本の民族学的な価値観、そしてこれから登場してくるであろう西欧的な価値観との交差のダイナミック、壮大な物語となりそうです。
民俗学的なアプローチに惹かれます。
ぜひこの意欲作を引っ張っていってほしいと思います。