「天体観測」という、ロマンチックなタイトルに惹かれました。内容は天体観測と対比させながら、作中主体の孤独感を、抑制した筆致で描いた作品になっていて、きらきらとした寂しさが揺曳します。7首目。宇宙人 人にこだわる人のエゴ宇宙リスとかいて欲しいけど宇宙リスが可愛らしくて、心をくすぐられる1首ですが、人のエゴに対する静かな毒が、ゆっくりと効いてくるのを感じました。宇宙という俯瞰的な視点と、作者ならではの抒情性が融合した、夜空と共鳴する孤独感を漂わせる、モノローグの余韻が残る短歌集です。【レビューコンテスト応募】
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