概要
祟りか、毒か。真実は薬が知っている。
平安時代を舞台にした短編連作ミステリー。匂いで毒を嗅ぎ分ける薬師・清原景光が、宮中の陰謀に巻き込まれながら事件を解決していく。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!毒を嗅ぎ、闇を裂く、平安薬師ミステリー
このお話は、平安宮中を舞台に、匂いで毒を嗅ぎ分ける薬師が、連続する事件を通じて巨大な陰謀の正体に迫る短編連作ミステリーです。第一話で景光は「水毒」と診断された倒れた貴族から毒の匂いを嗅ぎ取り、犯人探しが行われます。続く話では典薬寮の薬棚が「人を殺さず寮の信用を殺す」毒へ差し替えられた話からの推理が行われます。また、東三条堀端の変死体、香司の帳面盗難、雄黄を混ぜた呪いの香、物部の耳目となる女房、脅迫される有澄と冬哉、人心を攪乱する偽りの神薬、陰陽寮を揺るがす偽の物の怪など、さまざまな興味深いお話が連続します。宮中を覆う恐怖と混乱、巨悪の根本への推理は秀逸です。あなたもぜひ平安ミステリーをご堪能…続きを読む