概要
「んー……ごめん。付き合えない」
高校2年生の春、オレは幼馴染に告白した。
結果は玉砕。十年来の初恋は、無事に死亡が確認された。
……と思ったんだけど。
「でも、好きだよ。キミのこと」
「え?」
死んだはずの心臓が動き始めた。蘇生できるなんてネクロマンサーかよ。
「面白くて、バカで、ワタシを大切にしてくれるキミが好き。ずっと一緒にいてほしいし、他の人に渡したくない」
「は?じゃあなんで……?」
「キミはタイプじゃないんだ。ほら、ツンデレ御曹司とか、義理のイケメン兄貴じゃないし。だからさ、そういう属性になるための作戦会議しようよ」
そう、こいつは、あらゆる恋愛物を摂取して生まれた、拗らせロマン女。
そんなヤツと付き合うための作戦会議が始ま
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- ★★★ Excellent!!!振られたのに始まる恋!? 会話のテンポで殴ってくる才能型ラブコメ
”告白して、振られる。” よくある導入かと思いきや、この作品はその「振られ方」からしてもう普通じゃありません。
「付き合うなら貴方しかいないけど、タイプじゃないから」――この一言で、このヒロインの虜になります。好きとか嫌いとか、そんな単純な話じゃない。拗らせにも程がある本音を正直にぶつけてくるヒロインがとにかく強烈な個性を放っています。
振られた主人公は諦めるどころか、「ヒロインの理想のタイプになる」という無茶な目標に向けて動き出します。二人であれこれシチュエーションを試していく掛け合いがもう単純に面白い。
会話のテンポが良いのはもちろんですが、何より主人公の一人称視点で語られる…続きを読む - ★★★ Excellent!!!フラれたのに両想い!?拗らせロマン女が可愛すぎる
告白した。
フラれた。
でも、好きだと言われた。
この時点でもう「どういうこと!?」なのですが、そこから始まる“付き合うための作戦会議”がとにかく楽しいです。
ヒロインのあさひは、恋愛作品を浴びるほど摂取して拗らせたロマン女。好きなのに、主人公が自分の理想の属性ではないから付き合えない。ツンデレ御曹司、義理のイケメン兄貴、アイドル、俺様系……そんな無茶苦茶な理想に振り回される主人公いつきのツッコミが、毎回とても面白いです。
地の文の勢いもすごくて、パロディや例えツッコミが次々飛び出してくるのに、ちゃんと二人の可愛さに戻ってくるところが好きです。3話まで名前が出ないことすらネタにしてしま…続きを読む - ★★★ Excellent!!!~ 走れメロスのパロディが、告白前の空回りを最高に滑稽にしている ~
冒頭の「邪知暴虐の女」「セリヌンティウス」という大仰な言い回しから始まる内面描写が、普通の告白シーンを一気にギャグに変換していて、つかみとして強いです。テンポの良い一人称のノリに引き込まれました。
「好きだけど付き合えない」という矛盾した拒否の理由が、恋愛作品のテンプレ属性を満たしていないからという、身も蓋もない理不尽さなのも面白いポイントです。フラれたはずなのに「作戦会議」に連れて行かれるオチの強引さが、ヒロインの「拗らせ」具合をよく表していました。
毎日更新というスピード感も含め、テンポの良いラブコメとして気軽に読み進められそうな始まりです。