概要
基本給は年2000円しか上がらない。だから俺は富士山を爆発させる。
2026年4月。千葉県の県道沿いにある中堅スーパー。
俺はここで、惣菜コーナーの古い油の匂いにまみれながら勤続11年目の春を迎えた。
昭和51年生まれの50歳。
就職氷河期の底を這いずり回り、職を転々とした末に流れ着いた吹き溜まり。
年収は420万円。
年に一度の昇給は2000円。
この10年で俺の価値はたった2万円しか上がらなかった。
テレビをつければ「日経平均過去最高」「初任給の大幅引き上げ」と女子アナが作り物の人形のように笑う。
その裏で俺たちの手取りは、ステルス増税と終わらない物価高に削り取られていく。
社会は俺たちを透明人間として扱い、都合のいい安い労働力として消費し尽くしてきた。
ある夜。
半額のアジフライをかじりながら、吐き気を催すような虚無感とともにSN
俺はここで、惣菜コーナーの古い油の匂いにまみれながら勤続11年目の春を迎えた。
昭和51年生まれの50歳。
就職氷河期の底を這いずり回り、職を転々とした末に流れ着いた吹き溜まり。
年収は420万円。
年に一度の昇給は2000円。
この10年で俺の価値はたった2万円しか上がらなかった。
テレビをつければ「日経平均過去最高」「初任給の大幅引き上げ」と女子アナが作り物の人形のように笑う。
その裏で俺たちの手取りは、ステルス増税と終わらない物価高に削り取られていく。
社会は俺たちを透明人間として扱い、都合のいい安い労働力として消費し尽くしてきた。
ある夜。
半額のアジフライをかじりながら、吐き気を催すような虚無感とともにSN
皆様の応援が、私の最大の栄養源です!執筆のエネルギーになります。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?