概要
十二人しかいない。なのに秤は、十三人目を数えた。
十八年前、十二人しか乗っていない救命艇が「十三人分」の重量を示した。嵐の夜、一人の少女が残され、事故は“正しい救助判断”として語り継がれた。そして現在、追悼施設・青燐荘で荷重警報が再び鳴る。《十三人目を降ろしてください》。直後、空の救命艇から死体が発見された。誰を救い、誰を切り捨てるのか――その問い自体が、犯人の仕掛けた罠だった。十八年前の英雄譚を覆す、ACCOMPLICE本格ミステリ。
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