概要
両親、兄弟に嫌われ、祖母が亡くなったことで世界が真っ暗になった彰は、きぃと一緒に探り始めるが……。この先一体何を思うのか。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!時を超えて結ばれる魂の絆。傷ついた二人が織りなす温かな救済の物語……
※『第三章 第15話』までのレビューです。
家族から疎まれ自尊心を奪われた青年・窪田彰と、深い心の傷を抱え過去の影に怯える都塚おばあさん。
ある転落事故をきっかけに、彰は喋る人形「金魚ねぶたのきぃ」とともに五十年もの時を遡り、若き日のおばあさんが暮らす過去へと飛ばされます。
未来へ帰る猶予はわずか一週間。
彼女の心を今なお縛りつける悲痛な原因を取り除こうと奔走する彰ですが、閉ざされた心の扉を開くのは容易ではありません。
本作の白眉は、単なるタイムスリップの謎解きにとどまらない、剥き出しの人間ドラマです。
血の繋がりすら超えて「あなたが必要だ」と互いの孤独を抱きしめ合う二人の姿は、胸が…続きを読む - ★★★ Excellent!!!美人なおばあちゃんの心の結び目を探して
年を重ねた方を見つめたり、自分が歳をとる未来を想像するとき、私たちはどこか「すべてが穏やかに落ち着いた姿」を思い浮かべがちです。
ですが、歳をとるということは、ある日突然ポンと老人になるわけではありません。過去の自分が迷い、悩み、少しずつ変わりながら辿り着いた現在地なのだということを、私たちは皆知っているはずです。
穏やかで、どこか寂しげな美しいおばあちゃんの心にある悲しみ。
その結び目は一体どこにあり、どうすれば解きほぐすことができるのでしょうか。
青森、金魚ねぶた、そしてあの日のライブの記憶とともに巡る、真摯で温かなタイムトリップ物語です。 - ★★★ Excellent!!!時を越えた先で、失くした心の居場所を見つけていく。
ひょんなことから時を越えた彰と、金魚ねぶたの人形・きい。
慣れない時代の中で戸惑いながらも、人との出会いを重ねるうちに、彰の心も少しずつ動き始めます。
家族とのこと、自分の居場所、これからどう生きていくのか。
簡単には答えの出ない思いを抱えながら、それでも誰かと関わることで前を向こうとする姿が印象的です。
不思議なタイムスリップのお話でありながら、描かれているのはとても身近な人の温かさや寂しさ。
きいと一緒に過ごす限られた時間の中で、彰が何を見つけていくのか。
やさしさと少しの切なさが残る、心をそっと見守りたくなる物語です。