二度目の飛び込み。怖いはずなのに「夢だ」と確かめるため自分から線路に立つ姿に、人間の追い詰められた執念を見た。 死ねない恐怖って、死ぬ恐怖より厄介なんだなと腹の底がざわついた。同じ場所に戻されるだけで、世界が一気にホラーへ変わるのがたまらない。 こんなシンプルな舞台で強烈な不安と引きを作る作者の手腕は見事。
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