概要
あの雨の日、本も、あなたも、欲しいと言えなかった。
雨の日に駆け込んだ古書店で、ずっと探していた絶版本を見つけた。
けれど同時に手を伸ばした人がいた──祖母の思い出につながる一冊として、その本を探していた男性、秋月透。
どちらも譲れず、店主の裁定で彼が上巻、私が下巻を持ち帰ることになる。
交換するための連絡先。交換するために重ねる、いつもの席。
本のためですから、と私たちは何度も言い合った。
欲しいものを欲しいと言えないまま、古書店は閉店し、彼は遠く海を渡る。
駅で「待っています」と告げたきり、彼からの連絡は途絶えた──。
雨の日の古書店、いつもの喫茶店、そして本棚を引き継いだブックカフェ。
あの日二つに分かれた一冊の本が、同じ本棚に並ぶまでの物語。
*7話完結/総文字数約2万字/ライト文芸短編
けれど同時に手を伸ばした人がいた──祖母の思い出につながる一冊として、その本を探していた男性、秋月透。
どちらも譲れず、店主の裁定で彼が上巻、私が下巻を持ち帰ることになる。
交換するための連絡先。交換するために重ねる、いつもの席。
本のためですから、と私たちは何度も言い合った。
欲しいものを欲しいと言えないまま、古書店は閉店し、彼は遠く海を渡る。
駅で「待っています」と告げたきり、彼からの連絡は途絶えた──。
雨の日の古書店、いつもの喫茶店、そして本棚を引き継いだブックカフェ。
あの日二つに分かれた一冊の本が、同じ本棚に並ぶまでの物語。
*7話完結/総文字数約2万字/ライト文芸短編
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