ただただ人を救いたい。そんな純情な精神を持った主人公が、様々な舞台を通じて残酷な現実と向き合っていく話となっております。希望を弄ぶこの世界を主人公はどう見るか、彼女の成長譚にご注目ください。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(204文字)
全体的にはすごく優しい雰囲気なのに、子どもたちの日常の中にずっと不穏さが漂っていて、気づいたら引き込まれていました。子どもの視点で物語が進むのもすごく良くて、読者は少しずつ「何かおかしい」と感じ始めているのに、マリアはまだこの世界の優しさを信じている。その感じがとても印象的でした。第一章の伏線や違和感の入れ方も上手くて、どんどん続きが気になる作品でした。
二章第一話まで読了しました。最初は「治癒師のマリアの物語」だと思って読み始めたのですが、話が進むほどに、その印象が少しずつ崩れていきます。一区切りまで読み終えたときに思ったのは「マリアを通して、救いのない世界を少しずつ垣間見る」ような作品だと感じました。マリアの無邪気さや明るさがあるぶん、周囲に漂う不穏さがより際立っていて、他の登場人物たちにも、どこか底の見えない空気があるのが印象的です。まだ物語の全貌は見えませんが、この先マリアが何を知り、何を選ぶのかが気になる作品です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(262文字)
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(123文字)
治療の魔法の才に恵まれた女の子マリアのお話です。まだ序盤で、全てどころか、治療と引き換えに払わなくてはいけない対価が何かすら明かされてはいませんが、その才能がきっと彼女を苦しめることになるのでしょう。恐らく今後主人公マリアは絶望の真実を知ると思うのですが、その時どう反応して、どう立ち向かうのか、今から目が離せません!文章も分かりやすく、サクッと読み進められてしまいますが、描写は丁寧です。キャラクター一人ひとりの言葉や行動、街の風景まで、浮かびます。ぜひご一読を!
もっと見る