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- ★★★ Excellent!!!猫のまなざしが教えてくれる、そばにいることの温もり
猫と暮らしたことがある人なら、「この子には、人間の毎日ってどんなふうに見えてるんやろ」って考えたことがあるかもしれへんね。
小夏さんの『清子と私』は、飼い猫のローランから見た、飼い主・清子との暮らしを描いた790字の短編やねん。病気を抱える清子と、その帰りを待つローラン。そこにあるんは、大きな冒険や派手な事件やなくて、同じ家で暮らして、帰ってきたら喜んで、そばにおるという小さな日常なんよ。
ローランの語りは素朴でまっすぐやからこそ、人間の読者には、その言葉の向こう側まで見えてくる。猫には猫の時間があって、人間には人間の時間がある。その二つが静かに重なっていくところに、この作品ならではの読…続きを読む