概要
未知との接触は、まず小さな異常観測として現れた。
人類の宇宙開拓が進んだ遠未来。
資源星系SP356外縁で発生した小規模な異常観測は、やがて未知の異種族文明との接触事案へと変わっていく。
そこにあったのは、単純な善意や悪意ではない。
互いに意味のある行動を取っているはずなのに、その意味が読めない。
監視線は揺れ、微弱反射は現れ、前線の判断は少しずつ緊張を深めていく。
本作は、異星文明とのファーストコンタクトを、観測・報告・判断の積み重ねとして描くハードSF寄りの宇宙戦記です。
第I部では、まだ大きな戦争そのものではなく、「何かがおかしい」「だが、まだ断定できない」という外縁前線の不穏さを中心に描いています。
資源星系SP356外縁で発生した小規模な異常観測は、やがて未知の異種族文明との接触事案へと変わっていく。
そこにあったのは、単純な善意や悪意ではない。
互いに意味のある行動を取っているはずなのに、その意味が読めない。
監視線は揺れ、微弱反射は現れ、前線の判断は少しずつ緊張を深めていく。
本作は、異星文明とのファーストコンタクトを、観測・報告・判断の積み重ねとして描くハードSF寄りの宇宙戦記です。
第I部では、まだ大きな戦争そのものではなく、「何かがおかしい」「だが、まだ断定できない」という外縁前線の不穏さを中心に描いています。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!異常と呼ぶには小さすぎる、二秒の遅延から
「異常と呼ぶには小さすぎる二秒の遅延」から物語が動き出す導入が、まず巧みです。派手な砲撃ではなく、監視ブイの更新遅延、微弱な反射、位相のずれ——観測と報告と判断の積み重ねとしてファーストコンタクトを描く手つきに、ハードSFとしての誠実さを感じました。
特に、線を見る軍と流れを見る契約部門の噛み合わなさが秀逸です。どちらも間違っていないからこそ話が通じない、という緊張が「未知との接触=誤読」というテーマそのものを体現しています。「まだない」という言葉に宿る不穏さが、静かに読者を境目へと連れていく。断定を急がない語りが逆に怖い、上質な宇宙戦記でした。